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《原画/一点物》

老いの気配

老いの気配

No.17
第4章:歪み、破壊、歪体(わいたい)
通常価格 ¥500,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥500,000 JPY
セール 売約済み
税込。 配送料はチェックアウト時に計算されます。

※一度のお会計につき、ご購入いただけるのは1点までとなります。
あらかじめご了承ください。

  • 作品名: 老いの気配
  • 使用画材: アクリル絵具
  • キャンバス: パネル(縦)
  • 作品サイズ: F20号(727×606mm)
  • 制作日: 2026年03月13日
  • 納品時期: 個展終了後(11/22)から1ヶ月前後
  • 特記事項:

    ※照明によって色味が異なることがあります。

    ※額装品のため、作品のみでの販売は致しかねます。

  • アーティストの直筆サインあり
    この作品を購入した方へのプレゼント

  • 額装あり (アーティスト自らが選んだ額装をしてお送りします。額装を選ぶことはできません。)

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老いの気配

No.17 

第4章:歪み、破壊、歪体(わいたい)

-シーレに着想を得て-

模写1:「ほおずきの実のある自画像」1912年

模写2:「死と乙女」1915年

エゴン・シーレが描いた「生と死」や、肉体をありのままにさらけ出す表現から着想を得て、「老い」をテーマにした自画像とひまわりの作品です。
画面に描かれた三本のひまわりは、すべて枯れていく途中の姿をしています。
年齢を重ねることで少しずつ変化していく身体や、避けることのできない衰えを、枯れゆくひまわりに重ねました。
画面上部から覆いかぶさるように咲く巨大な枯れひまわりは、迫りくる「老い」や「死の気配」そのものです。
逃れることのできない時間が、静かに、しかし圧倒的な存在として迫ってきます。
一方、手の中に握られたひまわりだけは、まだ茎が真っ直ぐに伸びています。
それは、老いを受け入れなければならないと分かっていながら、
「まだ若くいたい」
「枯れたくない」
「このままでいたい」
と願う、自分自身の若さへの執着を象徴しています。
中央に描かれた人物は自画像です。シーレが繰り返し自画像を描いたように、自分自身の身体と向き合い、今の自分が感じる変化や恐れをそのまま画面にさらけ出しました。
特に手や肌には、黄土色、青、赤など複数の色を重ね、シーレの生々しい肉体表現を意識しています。衣服のシワも単なる布の質感ではなく、筋肉や血管のように描くことで、身体の内側まで見えてしまうような感覚を表現しました。
さらに、枯れたひまわりの中心には、「Presence of Death(死の気配)」という言葉をモールス信号に変換して忍ばせています。
死は目に見えなくても、私たちは誰もが少しずつそこへ向かっている。
その事実を、ひまわりの中心にひっそりと刻みました。
28歳という若さで亡くなったシーレが見ることのできなかった「その先の老い」を、現代を生きる自分自身の身体を通して描く。
老いることを受け入れたい自分と、若さにしがみつきたい自分。
その矛盾した二つの感情を、一人の人間と、枯れていくひまわりの姿に重ねた作品です。

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